先生からの言葉

私が通っていた高校にはとても厳しい学年主任の先生がおりました。

 

その先生は授業開始のチャイムと同時に教室に入ってくるのですが

その瞬間にクラスで1人でも着席していない人がいたり、

前の授業内容が黒板に残っていると

先生の授業時間の間、クラス全員(先生本人も)正座をさせられます。

正座している間はもちろん私語は禁止(授業も中止です)

授業終了のチャイムが鳴るまでひたすら無言で正座します

クラス全員での連帯責任のため私も高校三年間の間に何回か正座授業を受けましたが

とてもとても足がしびれました

 

そんな先生ですが、

生徒から嫌われていたのかというと全くの逆で

先生が話す言葉や、目線、態度、全てに生徒を想う愛情を感じ

生徒からはとても慕われていました

私もとても大好きな先生です!

正座についても、生徒のことをいじめてやろうとかそんな風に考えているのではなく

「やらなければいけないことを何故やらないのか?」ということを

身を持って体験させるという先生なりの愛情でした

 

私たちの学年の卒業式の日

式の最後の最後にその先生からこんな言葉を掛けられました

 

これから先、生きていたらしんどいこと苦しい事

どうしようもなく辛いこと、いろんなことが起こると思う

でも、お前たちなら大丈夫やから。絶対に、、絶対に生きろ!!」

 

最後の「絶対に生きろ!!」はとても大きな声で叫んでいました

 

先生がなぜそこまで「生きろ」と叫んだのか

それは、先生の奥さまが数年前に病気で亡くなっていたからでした

 

奥さまの話はよく授業中に話してくれていました

その時どんな思いだったのか、家族でどうやって乗り越えてきたのか

当事者である先生の言葉に、授業中にクラスみんなが涙ぐむ日のありました

 

そんな先生から、「生きろ!!」と力強く言われたことで

自分の人生、絶対に懸命に生きていこうと心に誓いました

 

卒業後、先生が言っていたように

辛くてどうしようもない日もありました

私の人生ってなんやねん・・と思ってしまった日もありました

 

でもそのたびにこの先生の「生きろ!!」を思い出し

まだまだやれる、ここが底辺ならあとは上がるだけ!と

今日までやってきました

 

それでも苦しい時期は、母校へ行き、実際に先生と話すことで

心が軽くなりました

 

先生は現在、教員を辞め、住職としてご実家の神社を継がれています

母校に行っても先生に会えないのは寂しいですが

高校生活で先生から頂いた言葉たちは

私にとってかけがえのない言葉となりました

 

「生きろ!!」と叫んだ先生

とても厳しかったですが、厳しさの裏にある深い愛情に

いつも包まれていたのだなと感じます

 

私にとってかけがえのない恩師です

 

本日もご覧いただきありがとうございます。

投稿者プロフィール

大村まどか
大村まどかくれたけ心理相談室(淀川支部)心理カウンセラー
本日もご覧いただきありがとうございます。
家族でもない、友達でもない、だからこそ話せることがあるかもしれません。
お話しできる日を楽しみにしております。

コメントはお気軽にどうぞ

前の記事

いってらっしゃい

次の記事

喜色満面